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桃花台線に関する新聞記事 - その2

桃花台線(ピーチライナー)」に関する記事を、新たに2つ、見つけました。

一つ目の記事は、「愛知県庁 企画振興部」の部長が、「愛知県議会」で、桃花台線廃止後の事についての考えを示した事が、掲載されていました。

桃花台線存廃問題:廃止ならインフラ有効活用(毎日新聞)

新しい情報としては、「インフラ(高架橋などの設備)を撤去する場合、・・・工期は少なくとも『1年半 から 2年』必要」と言う見通しが、示されたそうです。

次に、二つ目の記事ですが、「中野直輝 小牧市長」が、「小牧市議会」において、仮に「愛知県」が、桃花台線の経営から撤退した場合、「小牧市」単独での経営は、「市の財政力を超えている」と、事実上「無理」である事を、示したそうです。

桃花台線の市単独運営に否定的(中日新聞)

ちなみに、この記事は、「中日新聞」の紙面にも、掲載されています。
(※3月10日(金)朝刊 22面)

新しい情報としては、小牧市が、市民を対象に募集していた、「桃花台線に関する意見」に関して。募集が開始されたのは、1月中旬 からだったのですが、3月2日(木)の時点で、「114件」しか、集まっていないそうです。

気になったのが、市長が示した、「『現在の利用者数』を前提とした、桃花台線のランニングコスト(維持管理費用)」の額です。なんだか、以前から提示されている額よりも、ずいぶん多くなっているような気がします。

仮に、その試算を元に、「今後20年間の運営費用」を計算すると、次のような結果になります。

20年分の赤字補填額 = 約 2億5000万円 X 20 = 約 50億円

約 70億円(車両などの老朽化に伴う設備投資や橋脚、走行路面などの改修費用)
約 28億円(耐震補強費用)

50 + 70 + 28 = 約 148億円

廃止になった場合の、設備の撤去にかかる費用が、約 100億円。「国土交通省」から返還を求められる費用が、約 38億円。なので、単純に比べても、約 10億円も多い計算になります。

また、経営改善策がまったくない現状を踏まえると、仮に「存続」させた場合、20年後に「廃止」になる可能性は、非常に高いと思われます。そうなると、「廃止にかかる費用(約 138億円)に、ただ20年間の運営費用(約 148億円)を積み重ねただけ(138 + 148 = 約 286億円)」という結果に終る可能性は、非常に高いです。

小牧市長の記者会見での発言(桃花台線)(桃花台新聞)
「桃花台線」に関する新聞記事(桃花台新聞)

公共交通機関(桃花台 便利リンク集)
市役所、公共施設(桃花台 便利リンク集)
天気予報、地域のニュース、blog(桃花台 便利リンク集)
[ 桃花台線関連の記事(桃花台新聞)]
「存廃判断の延長はない!」と、知事が、再々々度明言(桃花台線)
「意見交換会」の報道と、桃花台ニュータウンの現状(桃花台線)
代替交通機関としてのバスの運行を、打診(桃花台線)

上記以外にも、「桃花台線」に関する記事を、多数書いています。興味のある方は、「桃花台線(ピーチライナー)」のカテゴリを、ご覧下さい。

by kyu3_2 | 2006-03-11 02:30 | 桃花台線(ピーチライナー) | Comments(0)

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