「桃花台線をできるだけ早く廃止すべきだ!」と考える理由
2005年 11月 12日
>それなりの改良のは20億で済みますが、そうでなければ撤去費に5~10倍以上の膨大な額が必要であることも考えた方がいいでしょう
この意見は、私がもっとも避けねばならないと思っていた、結論です。
考えてみて下さい。もし仮に、システムの変更が行なわれ、数年経っても経営が改善せず、結局「廃止」という結論が出たら。それこそ、100億どころの騒ぎではありません。100億円プラス「システムの移行費用」、「高架橋等の維持費」、云々。下手したら、200億・300億になってしまう可能性だってあります。それこそ、どうしようもならなくなってしまう。それこそ、最悪の事態です。
なので、私は「100億円も、掛かる」とは考えていません。「いまなら100億円で、どうにかなる」と考えています。
また仮にうまく運営がいったとしても、借金がなくなることは、まずないでしょう。高架橋の維持費等を含めると、数十年で、結局100億円を使ってしまう、そのように思います。
それに今現在「20億円で済む」「撤去は、5倍だ」というのは、あまりに今の事しか考えていないと思います。使えない、利便性もない、しかしお金だけは必要。私は、自分の子供の世代に、そんな路線、莫大な負債を残したくないと考えています。
(ただ、今現在、私は「独身」で、子供はいません。
なので、あくまで気持ちの問題で、・・・という事にはなりますが・・・。(^^; )
それならば、今壊せる所は壊し、使える所は使う。その方が、桃花台だけでなく、小牧市全体で考えても、得をすると思います。
私が考えている跡地利用に関する案は、「駅や高架橋の跡地に、コンビニや駐車場を設ける」というものです。コンビニや駐車場から上がる利益は、ごくわずかかもしれません。しかし少しずつですが、負債を減らしていけると思います。またできるだけ早く壊せば、そのぶん高架橋の維持・補修の費用も、必要なくなります。なので私は、桃花台線はできるだけ早く廃止し、例え100億円の経費が掛かったとしても、高架橋を撤去すべきだと思います。
「経済が好調」だと言われている、愛知県。そして、全国でもベスト10に入るくらい安定した財政力のある、小牧市。好調な経済に支えられている今だからこそ、これを行なわなければならない、とも思います。
・桃花台新交通
・公共交通機関(桃花台 便利リンク集)
[ 桃花台線関連の記事(桃花台新聞)]
・桃花台線の「存廃」についての知事の発言(愛知県)
・磁気誘導式バス方式の為に、土地売却を検討(桃花台線)
・桃花台線廃止後の提案:桃花台・小牧間に巡回バス
上記以外にも、「桃花台線」に関する記事を、多数書いています。興味のある方は、「桃花台線(ピーチライナー)」のカテゴリを、ご覧下さい。
by kyu3_2 | 2005-11-12 06:33 | 桃花台線(ピーチライナー) | Comments(8)
・・・・・・別に”私”が求めるべき「最悪」な”結論”であってもかまわない訳であります。意見でありますから。
ただ、人の意見に関して「最悪な結論」とまとめることはいかがなものでしょうか。
紹介と批評の構成がいい分、言葉尻にかなり気になるモノを感じました。
>もし仮に、システムの変更が行なわれ、数年経っても経営が改善せず、結局「廃止」という結論が出たら。それこそ、100億どころの騒ぎではありません。
確かにその点は注意しなければならない部分ですが、かといって、それを逃れることは出来ない「現実」もあるわけです。
失敗すれば「廃止」という「現実」は見なければなりません。
ただ、この桃花台線に関しては、どうしても経営に立ち行かなくなって「つぶれ」ていく、というよりもむしろ、経営の「甘さ」と経営者の「驕り」による「怠慢」から生まれた「倒産」に近いのかな?とも思います。
りふ(竜)さん、ちゃんと文章を読んで下さい。私は、「避けなければならない結論」とは書きましたが、「最悪な結論」とは書いていません。廃止になって、さらに費用が増えたら、「最悪な事態」だとは書きましたが、それはあなたの意見に対する批判ではありません。
>ただ、この桃花台線に関しては、どうしても経営に立ち行かなくなって「つぶれ」ていく、というよりも
この点でも、私の意見は180度違います。私は、桃花台線は明かに「経営が立ち行かなくなった」から、廃止に向かっているのであり、経営者の「驕り」とは無関係だと思っています。
文章は読みましたが、いづれにせよ、「避けなければならない結論」にしても、結論的には、「最悪な事態」でありますから、同様のように思います。その点はご批判は出来ないかと思います。
>>ただ、この桃花台線に関しては・・>この点でも、私の意見は・・・。
結果的には「経営が立ち行かなくなった」からですが、それまでの過程を見る限りでは、経営者の「驕り」という表現は変かもしれませんが、
それに近い状況はあったように思います。その点は今までのレスや文章を読み取れば理解できるかと思います。
拙速している状況はわかりますが、その割には今までの経営状況や手案、名鉄小牧線と地下鉄名城線との連絡問題についてきちっと反省かつ議論せずにここまできたように感じられます。これはある意味「驕り」以外のなにものでもないように思えます。
私は、桃花台線が赤字であることを承知の上で「なぜ今まで放置したのか」という主観に立ち、問題の主因とその解決について述べております。
以前述べたADvancation さんは「どうでもいい」とおっしゃっていましたが、あまり関心がない人にとってはその点は仕方がないですし、それを止める義務もないかとおもいます。
kyu3_2さんは、地元民であり、かつそれゆえ「なんでこんなもの」という部分を強く感じました。それもある種仕方がないかと思います。
ただ、なんで「あんなもの」にしてしまったのか、私がそれを考える限り「県」の経営や発言の責任が感じ取れない、という到達点にたっていることも今までの文面で述べておりますし、ブログでも紹介しております。
結局県は「新交通システム」を入れたい、だめならだめで「壊せば」いいやぐらいだけなのかな、という感じも強く感じております。
それで、責任が完結するのであれば、それに越した事がないようにも思えますし、実際そうしたいです(と皮肉)。
なぜ、名古屋市のガイドウエイバスシステムを入れないのか・・・どうも愛知県の意固地なプライドしか見えてこないのですが。
>「経済が好調」だと言われている、愛知県。そして、全国でもベスト10に入るくらい安定した財政力のある、小牧市。
この点がおそらく「経営能力」を麻痺させたのかなと(名古屋市も・・・)。