旧・桃花台新交通本社倉庫を利用して資源回収ステーション(小牧市光ヶ丘6丁目)

小牧市光ヶ丘6丁目の旧・桃花台新交通本社の敷地内にあった建物は、1棟を残して全て撤去され、現在更地になっていますが・・・

愛知県庁にメールで問い合わせたところ、その唯一残された建物(元は倉庫として利用されていた小さな建物)を利用して、小牧市の「資源回収ステーション」(資源ゴミの中間集積施設)が開設されるそうです。

← 資源回収ステーション

小牧市議会の会派の1つ「新政クラブ」の活動報告ブログに『3月以降の運営見通し』と言う記述がある事から、ひょっとしたら近い内に運営が開始されるのではないかと思われます。

平成21年第1回定例会(3月議会)一般質問(小牧市議会 新政クラブ)

なお、上記の愛知県庁からの返信メールによると、この資源回収ステーションとしての利用は、現状はあくまで一時的なもののようです。まだこの土地(旧・桃花台新交通本社跡地)には法律的に利用制限があり、他の様々な施設を整備するには、"都市計画の変更"が必要なのだそうです。そのため、私が何度もこのブログで書いている旧・桃花台新交通本社跡地全体に月極駐車場を整備する案も、"都市計画の変更"が必要なのだそうです。
しかし「なぜ資源回収ステーションが良くて、月極駐車場が駄目なのか?」、また新しい月極駐車場がこの土地の一部に整備され既に貸し出しが開始されていますが、「なぜそちらは良くて、更に他の場所にも整備するのは駄目なのか?」と言う点については、謎です。返信メールにもはっきりと書かれていなかったので、分かりません。

なおこの土地の"都市計画の変更"については、「他のインフラ部分の利活用を踏まえて検討する必要がある」として、現状ではまったく行なうつもりはないそうです。


最後に感想を少し。

上記でも書きましたが、「なぜ資源回収ステーションが良くて、月極駐車場が駄目なのか?」、「なぜ更に他の場所にも月極駐車場を整備するのは駄目なのか?」と言う点については、疑問が残ります。また資源回収ステーションの開設は、おそらく小牧市側から県に対し要請が行われたのではないかと思うのですが、・・・
桃花台ニュータウンの北東側には、既にエコハウス小牧があります。この施設では、資源ゴミの回収・集積やリサイクルが行なわれています。なので、なぜ新たに資源回収ステーションを作る必要があったのか・・・この点も疑問です。 (?_?)

あと県が「他のインフラ部分の利活用を踏まえて検討する必要がある」としてこの土地の整備を行なわない事については、大いに疑問です。なぜならこの土地と他のインフラ部分(駅舎や高架等々)では、事情がまったく異なるからです。他のインフラ部分に関しては「撤去費用が高い」として、ろくに議論や残した後の事をまったく考える事なく、残す事を決定。なおかつその残された部分の再活用を巡っては、集められた「桃花台線インフラ利活用懇談会」の委員達が暴走(妄想)し、まともな議論や意見を出す事さえできずにいます。
一方この土地は既に建物が撤去され、更地になっています。つまりすぐにでも、何か別の事業を本格的に行ったり、あるいは企業などに売却する事も可能です。
にも関わらず、この土地を他のインフラ部分と一緒に考えていては、結局この土地が更地のまま、ただ置かれる事になります。それは本当にもったいない。

桃花台線(ピーチライナー)の建設と維持には、既に"約350億円"もの税金が使われています。そのうちの約115億円は、何の法律的根拠もないまま、桃花台ニュータウン整備費用に上乗せされ、ニュータウン住民がだまし取られた額です。しかも廃止から2年半もの長い時間を経ても、未だにインフラをどうするのか決まっていない(と言うか、まともな議論さえ行われていない)状態です。
そもそも桃花台線の高架や駅舎などのインフラを別の何かに転用するなんて事は、どう考えても不可能でしょう。そうなれば、いずれ撤去となる可能性は極めて高い。ちなみに、撤去には"約100億円"かかるとされています。また国に対し、桃花台線建設に際しもらった補助金のうち、"約38億円"を返還せねばなりません。つまりこれからも桃花台線およびそのインフラがある事によって失われていく税金の額は、更に増えていく事になります。

「負債」の処理で一番重要なのは、素早い処理です。何も対処せずただ残しておいても何の解決にもなりませんし、これらインフラはただ残しておくだけでも、巨額の維持・管理費用がかかります。ちなみに桃花台線の高架部分は、運営会社の桃花台新交通が経費削減を理由に耐震補強費用を削っていた為、ただ立たせておくだけでも、巨額の費用(桃花台線のあり方検討会が出した耐震補強費用の試算は"約28億円")がかかります。
その費用をまかなう意味でも、また桃花台線が建設された事で失われた税金を少しでも取り戻す意味でも、私はこの土地ですぐに何か事業を行うべきだと思います。
その際一番良いと思うのは、以前から何度もこのブログで書いていますが、この土地の残りの部分も含め、全てを月極め駐車場にする事だと思います。なぜなら周辺に住む桃花台ニュータウン住民の多くが、駐車場を必要としているからです。つまり需要が確実に見込めるからです。
桃花台ニュータウンでは、1人1台の車がある家は、決して珍しくありません。一家で3・4台持っているのも、珍しくありません。しかし一戸建ての敷地内にある駐車場に置ける台数は、せいぜい2台まで。ギリギリ3台置ける家もありますが、非常に少ないと思います。また桃花台ニュータウン内やその周辺には、約40近くの月極め駐車場があります。しかしそれでも、路上駐車している車で溢れている状況です。

月極駐車場(桃花台便利リンク集)

桃花台ニュータウン内の駐車場の平均価格は、約5000~6000円です。一番高いところで、7000円の所があります。この土地の一部に既に整備されている駐車場の価格が6000円である事から、その値段で貸し出したとすると、おおよそ400台くらい駐車できそうだと思うので、全て契約できたとしたら1ヶ月で"240万円"の収益です。駐車場はほとんど維持費用がかからない事から、これらが丸々県庁に入ってくる事になります。1年に換算すると"2880万円"。10年で"約3億円"になります。
これらは撤去費用の"約100億円"と比べても、微々たるものです。また桃花台線で失われた"約350億円"もの費用と比べてみても、本当に微々たるものです。しかしもしこの事業を行ったなら、今後必ず必要になるインフラの維持・管理費用や撤去費用の負担を、わずかですが減らす事ができます。そう言う意味でも、出来るだけ早く実行すべきだし、他のインフラと合わせて実行していては、結局それが決まるまでの間得られる収益を、見す見す捨ててしまうようなものです。

公共交通機関(桃花台 便利リンク集)
市役所、公共施設(桃花台 便利リンク集)

追記(4月18日)
この資源回収ステーション整備の経緯について小牧市役所に問い合わせたところ、次のような回答がありました。
整備の経緯については、桃花台新交通株式会社の清算に伴い、平成19年度に愛知県および桃花台新交通株式会社から小牧市に対して既存建物を暫定的に有効利用することはできないかとの申し出がありました。それを受けて全庁的に検討した結果、資源回収ステーションを計画することになりました。その理由は、倉庫を利用して小牧原で実績があること、以前より議会や区長会から増設要望のあること、桃花台新交通株式会社跡地は東部地区のほぼ中央に位置し2番目の資源回収ステーションとして適地であることなどです。
この文面からも分かる通り、要請は"愛知県側"からあったそうです。そのため上記の「小牧市が県に要請したのでは・・・」と言う推測は、誤りでした。

また上記の「エコハウス小牧(リサイクルプラザ)でも資源回収が行われているのに・・・」と言う点についても質問したのですが、それについても回答がありました。それによると、
リサイクルプラザには、指定の集積場所に出された「資源」や「ごみ」のうち、空きびん、空き缶、ペットボトルが収集車で運ばれてきます。しかし、持ち込みについては、廃食用油のみを取り扱っており、他の資源(古紙・古布、空き缶、空きびん、ペットボトル等)は取り扱っていません。
との事でした。そのためこの点は、私の勘違いでした。(^^;

なので、上記の間違っている部分に、"打ち消し線"を入れました。
[ 桃花台線関連の記事(桃花台新聞)]
債権放棄額決定、3者で総額31億円に(桃花台新交通、愛知県、小牧市、他)
読売新聞の桃花台線インフラ利用に関する記事に疑問 - その2
桃花台新交通本社の解体工事開始(小牧市光ヶ丘6丁目)

上記以外にも、桃花台線(ピーチライナー)に関する記事を多数書いています。もし興味のある方は、カテゴリ「桃花台線(ピーチライナー)」をご覧下さい。

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by kyu3_2 | 2009-03-12 12:19 | 桃花台線(ピーチライナー) | Comments(0)

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