桃花台ニュータウン住民の公共交通機関利用状況

中日新聞」に、桃花台ニュータウン住民の公共交通機関の利用状況に関する記事が、掲載されていました。
(※11月21日(火)朝刊 16面)

桃花台のピーチバス、利用者数好調 小牧市が調査(中日新聞)

記事によると、調査結果は以下のようなものだったそうです。
調査主体:小牧市

調査日時:11月7日(火)午前5時 から 午後2時

調査結果:
ピーチバス
→ 2350人(予想:2230人 廃止前:3600人)

JR春日井駅方面バス
→ 1320人(予想:920人 廃止前:600人)

名古屋桃花台線(※小牧駅経由の高速バス)
→ 750人(予想:600人 廃止前:450人)

高蔵寺駅方面バス
→ 270人(予想:540人 廃止前:400人)

※()内の「予想」は、「桃花台線(ピーチライナー)」廃止前に行なわれたアンケートの結果から予想されていた数字。
※()内の「廃止前」は、桃花台線廃止前の利用者数(注:ピーチバスのみ、桃花台線の利用者数。)。
またその他に、記事にはピーチバスを利用する学生に対する小牧市の補助金の申請状況も、掲載されていました。
9月 → 218件(その内159件が、3~6ヶ月定期券を購入)

10月 → 101件
最後に、この記事の感想を書こうと思います。

この数字を見て思ったのは、「JR春日井駅行きのバスって、こんなに利用者が少ないの?」と言う事でした。私が思っていた数字は、1日4~6000人くらい。と言うのは、以前国土交通省調べの数字として、「桃花台ニュータウン住民のJR中央線の利用者数が、1日1万3000人」とあったからです。
この数字はかなり前のものだったようです。しかしこのままだと、桃花台に住む約半分の人(現在の人口でも、約2万7000人)が利用している事になります。なので、おそらく「延べ人数」だと思います。
上記の小牧市の調査結果から、桃花台ニュータウン住民の内JR中央線の駅までバスで移動している人の人数は、桃花台線廃止前で約1000人。この1000人の人たちが、仮に「全員JR中央線を利用していた」とすると、桃花台に住んでいてJR中央線を利用しておりかつJRの駅までバスに乗っている人の割合は、約7.7%しかいない事になります。これって・・・逆に言えば、桃花台に住んでいてJR中央線を利用している人の約92.3%が、車か自転車で駅まで行っている事になります。・・・さすがにこの数字は、ちょっと現実を反映していないように・・・思います。これほど車や自転車で駅まで移動しているようには、思えないからです。となると、調査結果のどれかが間違っている事になり・・・国土交通省の調査なのか、それとも小牧市の調査なのかは判かりませんが・・・私にとってこれは謎です。 (?_?)

あと意外だったのが、JR高蔵寺駅までのバスの利用者数が減った事です。アンケートの結果だと、「桃花台線廃止後に高蔵寺駅行きバスを利用する」と言う人が、わずかながらにいました。なので、てっきり増えるのかと思っていましたが、結果は廃止前の約半分。
これは私個人の分析なのですが、桃花台線利用者のうち「廃止後にJR高蔵寺駅行きのバスを利用する」と解答した人は、ひょっとしたらJR春日井駅行きのバスの存在を知らなかったのではないでしょうか。桃花台にニュータウンは、「人間関係が非常に築きにくい」と言う特性があります。そのため情報を集めるには、自分自身で行動せねばなりません。それには限界があり、・・・。今回廃止をきっかけに調べてみたら、JR春日井駅行きのバスの存在を知り、結果高蔵寺駅行きのバスを利用せず、こちらのバスを利用したのではないでしょうか。
私が思うに、これと同じ理由で、JR高蔵寺駅行きのバス利用者のうちJR春日井駅行きのバスの存在を知らなかった人が、桃花台線廃止報道の最中JR春日井駅行きのバスの存在を知り、こちらに流れたのではないでしょうか。

それにしても、私にとって今回の調査結果は、結構意外なものでした。

桃花台住民を対象にした、「代替バス」に関するアンケート(桃花台線)(桃花台新聞)
定期券の販売場所と補助金の申請方法(ピーチバス)(桃花台新聞)

公共交通機関(桃花台 便利リンク集)
天気予報、地域のニュース、blog(桃花台 便利リンク集)

追記(11月23日)
この件に関する記事を、新たに見つけました。

桃花台線廃止で通勤・通学客 3割が脱公共交通機関(中日新聞)

記事によると、国土交通省 中部運輸局も調査を行なっていたそうです。また今後、有識者や地元住民にアンケートなどの聞き取り調査を行なって実態把握し、公共交通機関の利便性向上に努めるそうです。

記事に対する補足ですが、この記事のデーターの中にある桃花台線の1日の利用者数ですが、これは延べ人数です。なので実際公共機関以外の通勤通学に転じた人数は、約500人となります。
また桃花台線廃止前に行なわれたアンケートを見てみると、車や自転車などに移行する人の割合は、約18%でした。それとピーチバスの利用者数がアンケートよりも多かった事を考えると、どうやらJR春日井駅行きなどのバスへの移行が少なかった事になるのでしょう・・・。ただアンケートや上記の小牧市の調査結果と比べると、「実際車などへ移行した人数は、もうちょっと少ないんじゃないか」と思います。
あと桃花台ニュータウン周辺で起こっている渋滞の問題は、桃花台線が廃止する以前から起こっていた問題です。

最後に、公共交通機関の利便性向上に対して、少し書こうと思います。

私は「桃花台ニュータウン周辺の交通渋滞のもっとも大きな原因は、道路の狭さなどの道路整備の悪さにある」と思います。
例えば春日井方面の道路は、どの道路も片側1車線しかありません(これには、「小牧市中心部の商店主や議員が、桃花台住民が春日井方面へと行き難くする為に、わざとそうした」なんて噂も)。この道路がもう少し広かったり、交差点の整備(左折または右折帯)がきちんと行なわれていれば、もっとスムーズに走れるようになると思います。そうすれば、今まで以上に交通機関の利用が増えるのではないでしょうか。

また小牧市方面に関しては、以前別の記事のコメント欄で書きましたが、東田中交差点などは、桃花台線廃止前から、朝はかなり渋滞が問題となっていました。これも左折レーンなどを整備する事によって、かなり解消できると思います。

国土交通省(Wikipedia)
国土交通省(Yahoo! カテゴリ)

中部運輸局(Wikipedia)

地図(桃花台 便利リンク集)

追記(11月24日)
上記の中日新聞の「桃花台線廃止で通勤・通学客 3割が脱公共交通機関」と言う記事は、紙面の方にも掲載されていました。
(※11月23日(祝・木)朝刊 22面)

追記(11月29日)
国土交通省中部運輸局の公式サイトに、今回の調査に関する詳細な資料と、国土交通省中部運輸局が設置した今年(2006年)11月に設置した、桃花台ニュータウン周辺の公共交通網の調査・改善などを行なう機関「桃花台線廃止後の代替バスフォローアップ調査委員会」についてまとめられたファイルが、公開されていました。

桃花台線廃止後の代替バスフォローアップ調査委員会開催(※PDF形式)(国土交通省 中部運輸局)

この資料によると、調査は来年(2007年)の1月まで行なわれるそうです。
[ ピーチバス 関連の記事(桃花台新聞)]
12月11日(月)に、ダイヤ改正(ピーチバス)
定期券の即日発行(あおい交通本社)
小牧駅発のミゴン、運行開始(あおい交通)
ピーチバスに関する新聞記事
[ ピーチバス以外の桃花台を走る路線バス 関連の記事(桃花台新聞)]
開業記念の期間限定キップを発売(名鉄バス)
路線新設・バス停名変更など(桃花台バス)
桃花台周回コースの廃止(こまき巡回バス)
空港バスに、「県営空港前」などの2つのバス停が追加(平和コーポレーション)
「セントレア空港線」廃止、新たに「栄・名鉄バスセンター行き」開設(名鉄バス)

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by kyu3_2 | 2006-11-22 12:02 | ニュース | Comments(2)

Commented by たべちゃん at 2006-12-02 19:21 x
 こんばんは。ピーチバスに関する記事を書きましたので、トラックバックさせていただきました。

* この数字を見て思ったのは、「JR春日井駅行きのバスって、

 私のBlogにも書きましたが、車の利用者のデータがないと、正確なところはわからないでしょう。

* 例えば春日井方面の道路は、どの道路も

 私もそのような感じました。市をまたぐので、ちゃんと整備がされていない面はありますね。桃花台以外でも、同じような例はたくさんあると思います。
Commented by kyu3_2 at 2006-12-05 03:05
たべちゃん、こんにちは。コメント&トラックバック、ありがとうございます。

>車の利用者のデータがないと、正確なところはわからないでしょう。

確かにそうかもしれませんね。それに、調査した日が1日だけのようなので、「たまたま調査した日がそうだった」と言う可能性もあります。
なので桃花台線廃線前のアンケートみたいに、「桃花台ニュータウンの全世帯を対象としたアンケートを行なったら良いのではないか」と思います。現状がより把握できるでしょうし、ついでに公共交通機関に関する意見やアイデアを募集すれば、それも公共交通機関の利用促進に役立つことでしょう。

>市をまたぐ・・・桃花台以外でも、同じような例はたくさんあると思います。

「桃花台線がもっとも象徴している」と思うのですが、桃花台ニュータウンは、住んでいる人の事をまったく考えず、建設する側の利益ばかりを重要視して作られた街だと思われます。そのため、桃花台周辺の道路に関するひどい噂も、「かなり信憑性があるのではないか」と思います。

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